いまや補聴器は、眼鏡店、電気店などでも購入することができます。はじめて補聴器を購入するにあたり、どこへ相談すればよいのかお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
補聴器は単に周辺の音を集めるだけでなく、細やかな調整によって、大きすぎる音を抑えたり、騒音のみを抑えたりと、微妙なバランスをとることができる精密機械です。できれば、いろんな補聴器を比較したり試したりしてから購入したいものですね。では、補聴器を購入するときに、どこへ相談するのがベストなのか?こちらでは、補聴器を扱っている業種とその特徴を比較してみましょう。
比較!補聴器はどこで買えばいい?
耳鼻咽喉科
概要 | 難聴の度合いを診断、判定するだけでなく、補聴器の助成金申請に必要な書類を作るのが耳鼻咽喉科です。お医者様ですので、当然ながら医学的な専門知識を持ち合わせています。 |
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実は・・・ | 耳鼻咽喉科には「補聴器外来」を掲げている医院もありますが、その実情はというと、補聴器販売店の人が月に1回ほど通っているというもの。お医者様がフィッティングをしてくれるわけではありません。例えていえば、眼鏡を買いに眼科へ行くようなものです。お店に行きたくても遠方ですぐに見てもらえないデメリットもあります。また、ご希望の補聴器メーカーを取り扱ってない場合もあります。 |
眼鏡店
概要 | 全国各地の眼鏡店では、補聴器を扱っています。老眼鏡や補聴器の相談を同時にできることから、手間が省けます。 |
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実は・・・ | 補聴器を取り扱っているというだけで、補聴器に関する専門性が低いというのが現実です。本業ではないため、取り扱っているメーカーも限定され、補聴器の知識や情報収集についてもさほど熱心とはいえないでしょう。本当に自分に合った補聴器と出会うのは難しいかもしれません。 |
補聴器メーカーの直営店
概要 | 主要な補聴器メーカーの直営店は、各々の支店、販売店を出店しています。メーカーだけあって、補聴器に関する知識はピカイチ。本格的な測定器や専門知識のあるスタッフが丁寧に対応してくれることでしょう。アフターフォローも万全に整っています。 |
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実は・・・ | 補聴器についての専門性も高く、補聴器選びではいうことなし、といいたいところですが、大きなデメリットがあります。それは、そのメーカーの製品しか試せないということ。「どうしてもここでないと」といったメーカーへのこだわりがあるなら問題ありませんが、いろんな選択肢の中から選びたい場合は、不満が残ってしまうかもしれませんね。 |
補聴器専門店
概要 | 補聴器のみを取り扱っている、補聴器専門のお店。聴力、難聴、補聴器についての専門知識はもとより、各種メーカーの補聴器を取り扱っているため、前出のどの業種よりも補聴器についての知識が豊富なプロフェッショナルです。 |
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実は・・・ | 補聴器購入については申し分ありませんが、病院ではありませんので医療行為はできません。診断や治療はもちろん、補聴器の必要性の裏付けとなる「補聴器支給の意見書」などの作成は耳鼻咽喉科へお任せすることになります。 |
「らくらく補聴器」は認定補聴器技能者がいる専門店です!
大阪の「らくらく補聴器」は、認定補聴器技能者がいる補聴器の専門店です。当社代表の那須大典は、もともとドイツの補聴器メーカー「シーメンス」に15年勤めた経験を持ちます。各地の補聴器専門店はもとより、百貨店、ろう学校、大手メガネチェーンなどへ、技術指導や営業販売の提案、難聴や補聴器でお困りの方のご相談や、フィッティングにも携わっていました。
店として独立。現在は国内外の主要メーカーの補聴器を取り扱っています。認定補聴器技能者の資格も持ち、補聴器についてのさまざまな専門知識を活用して、お客様に最適な補聴器のご提案をしています。お客様にとって唯一の補聴器をご提案できるよう、ひとつのメーカーの製品だけでなく幅広い選択肢をご用意し、常にその技術の進歩を把握しています。補聴器のご相談ならなんでもお応えできる、補聴器の専門家としてお客様に頼りにしていただける存在です。
認定補聴器技能者
登録番号 18-3021
補聴器のプロが選んだ設備でお迎えします
当店では、正確な聴力測定を可能にする防音室(3.5畳)を完備しています。大型防音室ですので、お連れ様も一緒にお入りいただけます。また、補聴器作りに欠かせない精密な各種聴力測定を行えるオージオメータや補聴器特性測定器も完備。補聴器装用状態での聞き取りチェックには、最新の5.1chサラウンド音響システムを導入しています。設備について、くわしくはこちらでご紹介しています。
認定補聴器技能者とは?
認定補聴器技能者とは、補聴器を必要とする方へ、最適な補聴器のご提案をする補聴器のプロフェッショナル。補聴器の販売・調整に必要な知識や技能について、基準以上を満たしていると認められた場合に認定されます。指定講習会を受講し、試験をクリアすることで得られる資格ですが、受験資格には、2年以上の実務経験、指定講習会の受講はもちろん、耳鼻咽喉科専門医(補聴器相談医)の連携を持っていることが条件となっています。「認定」取得後も引き続き講習会を受講し、補聴器についての知識・技能を絶えず磨き続けることが求められます。