台風狂想曲 伊丹~門真

さすがに今日は一日雨。

こんな時は割り切って、色々な事務作業を片付けよう。

 

昨晩、私の娘が修学旅行先の北海道から帰阪日。

しかし台風。

伊丹空港に飛行機は着陸できるのだろうか?

JALのホームページを確認したところ、

ほぼ定刻通りに出発した模様。

到着予定もほぼ定刻通り。

ただし注意書きが。

「他の空港への行き先変更、または引き返すこともあります」

むむ。

結構な強風が吹き荒れておりますよ。

無事着陸することが第一ですが、

様子を見守るしかないです。

で、到着予定時刻にホームページを見ると、

到着予定が10分延びてる。

これは一旦着陸を試みたけど、再度旋回してるなと

想像しながらさらに様子見。

4~5分して再度ホームページ。

「行き先変更」

来た!

来やがった!

予定より40分遅れで関西空港に変更になってる。

伊丹空港まで迎えに行ってる親御さんもいるので、

妻に情報お知らせしてあげたらと提案。

早速電話しようと携帯電話を取った同じタイミングで

学校からお知らせメールが届いた。

「父兄の皆様。

北海道の修学旅行生徒は、

19:45無事到着しました。

ご安心下さい。」

むむむ!

この凄まじい情報の誤差はなんだ。

とにかくどちらが正しいのか、

伊丹空港お迎え組の親御さんにTEL。

すると待ち受けの教師からちょうど説明があったところで、

やはり関西空港に行き先変更が正しい情報だった。

あのメールはいかんやろ!

と、腹立たしい気持ちを抑えつつ、

そこからどうやって帰ってこさせるのか連絡を待つ。

待っている間に

先ほどのメール訂正が入る。

「大変申し訳ありません。

現地のスタッフが到着ボードに「到着」と表示されたのを見て

判断したようです」

こんな天候の折なのだから、

せめて一人目の生徒の姿を目視してから

情報を提供すべきなんじゃないですかねえ。

 

続報入り、

関西空港からは急遽バスをチャーターして

京阪門真市駅まで向かいますとのこと。

到着予定時刻22:30頃。

迎えに行くのは行くけど、

こりゃ大変だ。

おそらく皆さん車でお迎えに来られると

路駐待機できる場所がなくなるかも。

そう思い、

30分早く自宅を出発。

22時過ぎに到着したら

すでにたくさんの車が。

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ざっと15台ほど先を越された。

門真市駅から200mは離れた場所をキープ。

途中で大雨になり、

これはバスのところまで直接迎えに行かないと

はぐれる可能性大だ。

というわけで、

バスが到着したと同時に

車を降りてダッシュ!

バス3台から生徒は次々降りてくるわ

父兄入り乱れるわ

傘の花は満開だわ

うちの娘チビで見えないわ

もうさっぱりどこにいるのか分からず。

こうなったら勘だ。

我が叡智を結集して

3台のバスを1台に絞る。

じっくり子供達を見ていく。

ちゃう

ちゃう

ちゃう

んー、ちゃう

あ、ちゃう

 

 

おった!

娘も同じおった!の顔してた。

そして一様に生徒はグッタリしている。

疲れたんやろうね。

そしてご近所のお友達が電車に乗って帰るようなので、

一緒に乗せて帰ることに。

 

車中で飛行機の様子を聞くと、

終始揺れていたらしく、

伊丹空港では着陸態勢に入り

タイヤが滑走路にタッチしたが、

強風で機体が浮き上がったらしく

もう一回飛んでいったらしい。

怖そ-!

で、少しの間空港上空を旋回して

ここは無理と諦め関西空港へ。

関西空港上空でも

着陸のタイミングをはかって

何度もチャレンジしている感じが

外は海で真っ暗の海上空港上空であっても

分かったらしい。

センシティブな友達は泣きかけていたらしい。

うちの娘はアカン時はアカンと腹をくくったらしい。

 

まあ、そんな台風狂想曲。

車中で誤報メールの話をすると

友達と声を合わせ、

「えーーーーー! ありえへーーーーん!」

そう、ありえないのだよ。

まあ、無事に帰って来られて良かった。

 

情報の速さも大切だけど、

それよりも正確さがもっと大切であることを

肝に銘じた夜だった。

 

「生徒は無事到着しました。

ご安心下さい。」